■本格的な猫小屋
2010.06.08
こんな事はめったに経験できないと思うような仕事が舞い込んできました。
それが猫小屋なのです。しかも、猫10匹ぐらいを飼う為に
限られたスペースで作らないといけないという制約付です。
構造材はほとんどヒノキで内貼りにラワン合板を貼り
外壁はヒノキの羽目板で
アウトデッキ用の白の水性塗料で塗りました。
白の水性塗料は意外と丈夫でしっかり塗れますよ。
お客様は、家の建て替えで庭にあったプレハブの猫小屋を
壊さなければならず猫ちゃんの居場所がなくなるという事で
依頼がありました。
窓ガラスは古家の建具に使われていたガラスを使って欲しいという事で
面白い事にガラスが基準に窓を設計することになりました。
でも使えるものを残して使うのもとても良い事だと思いました。
ちなみに窓は木製の二重サッシしました。
内側に風通しを良くして猫ちゃんが脱走しないように格子にして
冬場の寒い時期はガラスで隙間風が入らないようにして製作しました。
屋根は経年劣化が少ないポリカのトタンを採用しました。
室内には猫を飽きさせない様、弊社で垣根を選定して
切り落としてとっておいた丸太を
縦に置き登れるように取り付けました。
隣との距離が1m20cmしかないので
据え付けるのに、かなり神経を使いました。
10匹の猫を収容するとなるとかなり容積率を上げないといけないので
人間の家で例えると5階建て規模での設計になりました。